小笠原マルベリー

センダン開花確認(’23/3月中旬)


 

 

概要

 

’23/3月中旬、

センダン(センダン科・広域分布種)の開花を確認。

 

 

夜明・湾岸道路での自生植物(38)センダン

 

昨年も同じような時期に確認している。

 

チチジマイチゴ、センダン、シマモチ開花中(’22/3月下旬)

 

本種は落葉樹だが、

開花のころには葉はすでに出ている。

 

亜熱帯小笠原で、落葉する自生種はいくつか

 

花は芳香があるが、

それほど香りは強くない。

そのため、花に近づかないとわかりにくい。

 

花のつくりは独特な形をしている。

ぜひ近づいて見ていただきたい。

 

<花>

 

葉の形は

センダングサの由来となっている。

こちらにも注目していただきたい。

 

<葉>

 

 

 

 

 

開花の様子

 

道沿いの開花個体

 

私有地に生えているが、

歩道側にはみ出していて、花もよく見える

 

まだ咲き始めでつぼみが多い

 

花序の先に多数の花をつける

 

花は薄紫5弁花、芳香あり

 

おしべ10で、

濃紫色の花糸が合着し筒状になり、

その内側に黄色味をおびた葯が10

 

筒状部の中心にめしべ1です。

 

筒状部拡大

 

中央部1がめしべ、周辺部10がおしべ

 

 

樹皮は縦筋が目立ちわかりやすい

 

 

 

 

 

見るには

 

父島では

林内でも個体数がそれほど多くはない。

そのため、紹介することは少ない。

 

森歩き

 

花期には

むしろ道路沿いの個体で紹介することが多い。

診療所や北袋沢にある個体が見やすい。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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