『一度は行きたい「戦争遺跡」』(友清哲)
目次
概要
2015年発行、
『一度は行きたい「戦争遺跡」』(友清哲)。
一度は行きたい「戦争遺跡」 | 友清哲著 | 書籍 | PHP研究所
著者が訪ねた全国の戦跡を紹介した文庫本。
現地の写真もそれなりに含まれる。
本文では、
実際に訪れている感じがよく出ている。
戦跡は放置されているところも多いので、
訪れるのになかなか大変そうなところもある。
サブタイトルとして
「北海道から沖縄まで、“戦時”の遺構を歩く」。
ただし、全国を網羅したというほどでもない。
ややかたよりがあり、
関東(千葉や神奈川)が特に多い。
僕がまだ未踏のところもいくつかあった。
西日本はやや薄いように思う。
対馬、壱岐、大久野島、大津島、愛媛県小島、
淡路島由良要塞、江田島、舞鶴など、
大規模な戦跡が残っているが、書かれていない。
小笠原も書かれてはいない。
まだ未踏ではあるのだろうか?
目次
はじめに
第1章 戦跡散策、事始め。
北海道函館市「函館要塞」、
千葉県館山市「赤山地下壕跡」 など。
第2章 物言わぬ遺構の中へ…。
和歌山県和歌山市「友ヶ島」
和歌山県和歌山市「由良要塞跡」 など
第3章 現代に溶け込む遺構。
神奈川県横須賀市「街中に見られる再利用壕」
福岡県朝倉郡「大刀洗の戦跡群」 など
第4章 沖縄戦の記憶。
沖縄県豊見城市「旧海軍司令部壕」
沖縄県島尻郡八重瀬町「クラシンジョウ」 など
あとがき
参考:戦跡をめぐる人
戦跡を巡る人には、
大きくは2タイプあるように思っている。
1つは、
城跡や古戦場マニアのような感じの人。
僕は仕事がらみもあるが、こちら。
もう1つは、
身内や知り合いが戦争がらみでなくなっている人。
慰霊でめぐる人もあるだろう。
ちなみに、
著者は祖父が硫黄島で亡くなったそうである。
参考:戦跡
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