小笠原マルベリー

和名通りの色のソライロタケ


 

概要

 

’24/6月中旬ごろ、

林内数か所でソライロタケが発生していた。

(イッポンシメジ科・広域分布種)

【ソライロタケ :: 国立科学博物館 

ソライロタケ – Wikipedia

 

過去の記録を見ると、

5-6月頃と10月頃の雨の多い時期に発生するようだ。

ソライロタケ: マルベリーの日記&小笠原情報箱 

 

空色という和名の通り、水色のきのこ。

 

林内で色は目立ちやすいのだが、

地上からポツポツ発生し、サイズもこぶり。

そのため、

林床に注意して歩いていないと見逃しやすい。

 

このきのこは内地でも発生するが、

小笠原以外では発生が少ないとのこと。

見るなら、小笠原がチャンス!!

 

 

 

 

 

 

特徴

 

広域分布種のきのこではあるが、

国内では小笠原以外での発生は少ないようだ。

 

5-6月、10月ごろの湿り気のある時期に、

林内の地上部から発生。

 

色は水色で、柄も傘もひだも同色。

傷がついたり古くなると、黄色に変色してくる。

 

傘のサイズは

直径2-3㎝ぐらいまでが普通。

傘の形は、はじめ円錐形で、

十分大きくなると、ひらべったくなる。

 

 

 

 

和名

 

ソライロタケは「空色茸」と書く。

 

子実体の色が水色で和名もわかりやすい。

 

 

 

 

 

コンイロイッポンシメジとの比較

 

コンイロイッポンシメジは

リュウキュウマツの樹下で発生する。

 

傘のサイズはソライロタケより大きめ。

普通直径5㎝以上。

 

傘のひだが白っぽいので、

ソライロとの区別にはこの違いが分かりやすい。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

 

単体でポツポツ生える

径は2-3㎝程度

 

 

傘は水色

傷がつくと黄味が強くなる

 

柄もひだも同色

 

ひだ

 

 

ひだ部分拡大

 

 

 

 

 

見るには

 

5-6月や10月頃に発生。

 

発生する場所は、ある程度、

過去の記録から推定できる。

 

小さいきのこなので、

注意して歩かないと見逃しやすい。

 

発生時期は、

林内を歩くツアー各種で紹介できる。

リクエストしていただきたい。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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