「千島小笠原島史考」(大熊良一)
目次
概要
1969年発行、
千島小笠原島史考(大熊良一)。
*読みは「ちしまおがさわらとうしこう」
古書で入手した。
千島が興味ないわけではないが、
小笠原島史考の部分が読みたいがために入手した。
後半の2章が小笠原についてである。
本書が発行されるときには
小笠原はすでに返還されていた。
(返還は1968/6/26)
千島、小笠原ともに、本文にプラスして、
元の一次資料が多く引用されている。
目次
序
〝北方領土〟の法的地位
〝千島=クリル諸島〟の概念
蝦夷色丹島史考
植民地主義と歴史的領土国境
ベニョフスキーと北方海域の航海
蒼き狼の子孫とモスクワ王国
延宝時の小笠原諸島の巡検
幕末文久時の小笠原島の開拓
小笠原の2章について
江戸時代、
2回の幕府による探検調査が行われている。
1回目は1675(延宝3年)と
2回目は文久元年(1861-862)。
その2つの調査に的を絞って、
章立てて記載している。
北方領土について
戦後、北方四島を含む千島列島は、
ロシアに占領されて久しい。
政府の見解も、著者の見解も同じで、
北方四島は歴史的にも日本固有の領土としている。
千島列島に、
国後択捉は属さないとい見解でもある。
至極正論で、僕も賛同している。
参考
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