小笠原マルベリー

芳香もあるオガサワラクチナシ花


 

芳香もあるオガサワラクチナシの花

 

概要

 

4月下旬になり、

オガサワラクチナシ(アカネ科・固有種)が開花しました。

まだほんの咲き始めです。

 

花は芳香があります。

盛りの時期になると、周辺にも漂います。

花期が終わって、幹と葉だけになると目立たない樹です。

 

資料によると、

かつて、花は香料に、果実は食用の黄色染料として利用されたそうです。

 

オガサワラクチナシ、

漢字で書くと、「小笠原梔子」です。

 

 

 

花冠は白、5-7裂で、

裂片は平開し、よく目立っています。

 

花冠裂数は5-7とばらつきがありますが、実際には6が普通です。

おしべは花冠裂数(5-7)と同じ、めしべは1(柱頭2裂)です。

 

 

 

葉は光沢があり、先端が少し尖っています。

葉に注目すれば、樹種の特定がしやすいかと思います。

 

 

 

 

見るには?

 

道沿いで見られるところはかなり少ないです。

花期には巽道路終点岩山など、森歩きツアーで紹介します。

 

森歩き

 

 

赤旗山・躑躅山・朝立岩コース

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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