小笠原マルベリー

「北斗の人」(司馬遼太郎)


 

概要

 

1966年発行、

「北斗の人」(司馬遼太郎)。

「北斗の人 新装版」司馬遼太郎 [角川文庫] – KADOKAWA

『新装版 北斗の人(上)』(司馬 遼太郎):講談社文庫

北斗の人 – Wikipedia

 

 

北斗の人とは千葉周作のこと。

千葉周作 – Wikipedia

千葉周作-最強の剣豪・剣士/ホームメイト 

 

千葉は北辰一刀流を起こし、門下生も大勢いた。

理(理屈・理論)を重んじて、指導している。

 

本書では、周作が10代のころから、

江戸に道場「玄武館」を開くまでが描かれる。

そのため、

道場を開いてからのことは本書ではわからない。

 

物語は、

修行や武者修行の期間が主となる。

特に上州での馬庭念流との戦いがかなりページを割く。

馬庭念流 – Wikipedia

 

周作はまだ若いころ、

馬庭念流の本間仙五郎に負けている。

本間念流 – Wikipedia

 

道場を開くまでには天下無敵の存在となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトル:北斗の人

 

北斗とは北斗七星のこと。

北斗 – Wikipedia

 

北辰一刀流の北辰は北極星のことであるが、

妙見信仰では北極星や北斗七星を指す。

北辰一刀流 – Wikipedia

妙見菩薩 – Wikipedia

 

千葉周作は北辰夢想流を経て、

北辰一刀流の創設者となる。

chidan583.pdf (city.adachi.tokyo.jp)

千葉吉之丞 ~北辰夢想流~ (chibasi.net)

 

それゆえ、

北斗とは千葉周作自身を指すのであろう。

 

 

 

 

 

周作と武蔵はどちらが強い??

 

時代が違うから、

当人同士が対決することはありえなかった。

 

もし同時代に生きていたとして、

武蔵が対決しなかったとしたら、周作の勝ちである。

 

武蔵は見切る人なので、

勝てないかもしれな人とは対決しなかったであろう。

 

もし対決するなら、

やはり武蔵の勝ちであったであろうか?

 

 

 

 

 

 

技術史観

 

 

司馬史観というのはよく言われる。

司馬遼太郎 – Wikipedia

 

本書の解説では、

磯貝勝太郎氏が「技術史観」という表現も使う。

磯貝勝太郎 – Wikipedia

 

技術史観では、

理を重視した技術者の作品をいくつかあげている。

河合継之助や大村益次郎など。

この千葉周作もそうであろう。

 

 

「峠(上・中・下)」(司馬遼太郎)

 

「花神 」(司馬遼太郎)

 

 

 

 

 

参考

 

 

「新装版 真説宮本武蔵」(司馬遼太郎)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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