ショウジョウソウ・・父島、硫黄島で野生化
目次
概要
父島、硫黄島で野生化している
ショウジョウソウ(トウダイグサ科・外来種)
ショウジョウソウ Euphorbia cyathophora トウダイグサ科
草丈1ⅿ程度ぐらいまでの一年草。
(熱帯では多年草になるよう)
夏以降に目につくようになる。
一年草のものは、
季節によっては見られない時期もある。
そのため、
野生化している状態があまり把握できていない。
父島や硫黄島で、
どの程度野生化しているかは不明。
ただし、僕は両島で本種を見てるので、
野生化しているのは間違いはない。
赤い苞が目立つ中で、
中央部に目立たない花をつける。
雌雄異花で、腺体もあり、
トウダイグサ科の花は分かりにくい。
余談となるが、似た仲間にポインセチアがある。
ただし、これは樹木である。
和名
ショウジョウソウは「猩猩草」と書く。
赤い苞を、
猩猩(しょうじょう)の赤い顔に喩えたものだそうだ。
猩猩とは、
中国の古典に出てくる想像上の動物。
姿形はさまざま。
現代ではオランウータンを指す。
現地の様子
父島で見た野生化個体
道端にて
硫黄島で見た野生化個体
草地にて
苞葉が赤い(赤い部分の領域は苞葉により異なる)
杯状花序に花弁の花をつける
花は雌雄異花(雄花と雌花がある)
花序ごとに
雄花多数、雌花1,腺体1(例外あり)
雄花のおしべは多数(5ぐらい?)
雌花のめしべは花柱3裂×柱頭2裂(柱頭は6)
腺体は黄色楕円形1
蒴果は直径約5㎜の球形
葉の形はバイオリン(ヴァイオリン)状
見るには
野生化してるものは夏以降に見られるようになる。
硫黄島は観光では行けない。
父島でも少し野生化している。
ただし、目立つほどではない。
気づくことがあれば、紹介はできる。
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