小笠原マルベリー

「図説 日本の植生」(沼田眞 岩瀬徹)


 

 

概要

 

2002年発行(底本は1975年発行)、

「図説 日本の植生」(沼田眞 岩瀬徹)。

『図説日本の植生』(沼田 眞,岩瀬 徹)講談社学術文庫|

 

日本の植生を解説した入門書。

モノクロだが、写真・図説は豊富にある。

 

植生帯・垂直分布の解説から始まり、

様々な植生の解説が続く。

 

小笠原に住んでいても、ガイドするお客様は内地の方。

小笠原の植物より、

内地の植物のほうがなじんでいるであろう。

だから小笠原のガイドも

内地の植物・植生を知っていることはとても大事なこと。

これがいわゆる話しのネタになる。

 

とはいっても、南国に住んでいるので、

寒冷地の植生はあまり興味がわかないのも事実。

 

 

 

 

 

小笠原に関する解説

 

 

・亜熱帯林(2)-小笠原諸島(全部)

  ヒメツバキ型(高木林)、シマイスノキ型(低木林)、

  海岸林、二次林の紹介。

 

・海岸林(一部)

  ハスノハギリの海岸林、モクマオウの植栽

 

 

・屋敷林(一部)

  テリハボク、ハスノハギリ、オオハマボウなどが

  屋敷林の樹種。

  小笠原もこれと似ている。

 

・畑の雑草(1)(一部)

  オガサワラスズメノヒエが優先する例がある。

 

 

 

 

 

参考:小笠原の植物

 

小笠原に来なくてはいけない理由、その10「植物の固有種が多すぎる」

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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