「小笠原諸島」 ( 郭南燕、ガバン・マコーマック編著)
目次
概要
2005年発行、
「小笠原諸島-アジア太平洋から見た環境文化」
( 郭南燕 編著、ガバン・マコーマック編著)。
2002年、
国内外の研究者たちによる「小笠原フォーラム」開催。
その参加の研究者たちによる、研究と提言の書である。
国内外の地域を事例に、
小笠原への提言がなされている。
小笠原はこのころまで、空港問題に揺れていた。
保護か開発かの二元論にもなっていた時代である。
2024年時点、
当時から20年以上経ち状況も変わった。
提言が生かされているところもあるだろう。
当時の状況
小笠原はこのころまで、空港問題に揺れていた。
空港は、本来、民生の安定のためである。
しかし、一方では、
空港建設が保護か開発かのような二元論にもなっていた。
no-448131116.pdf(村民だより)
その後、時代は変わりつつあり、
二元論はあまり言われなくなった。
世界自然遺産ともなったので、
保護・保全を担保されるようになってきた。
2024年時点、
航空路路は洲崎案が検討されている。
個人的には、
島内では自然環境への影響が少ない場所であると思う。
今後どうなるであろうか?
目次
序
第1部 小笠原諸島と日本のジレンマ
小笠原諸島-宝島の生成と変異
小笠原諸島の自然の現状と未来
小笠原の選択-二項対立の迷路を抜け出すために
小笠原諸島の環境文化-未来へのうねり
開発と環境のジレンマ-沖縄から小笠原を見る
有明海諫早湾-土建国家への津波
第2部 小笠原諸島の彼方
地球の生態危機と小笠原への提言
韓国社会と危機モード-持続可能な発展の可能性
開発・環境・地域社会-中国内陸黄土高原と雲南を比較して
島の王国-カピティ島
付録
あとがき
執筆者紹介
検索
参考