「ゴンチャローフ日本渡航記」(イワン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャローフ)
目次
概要
2008年発行(底本は1969年発行)、
「ゴンチャローフ日本渡航記」
(イワン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャローフ)。
ゴンチャローフは
19世紀ロシア文学の代表的作家の1人。
ロシアが日本に通商を求めて、
1853年にプチャーチン提督の船が来航した。
ゴンチャローフは
プチャーチンの秘書官として乗船していた。
その時に書かれたものである。
1969年発行の底本から、
「香港」「上海」の2章は割愛し4章構成である。
第1章が小笠原諸島である。
4章のうち、圧倒的に2.3章が長い。
2.3章は
幕府との交渉のために長崎来航時のこと。
幕府との交渉を待つまでの様子や
交渉の様子が述べられている。
目次
・第1章 小笠原諸島
・第2章
1853年末と1854年初頭の日本におけるロシア人(その1)
・第3章
1853年末と1854年初頭の日本におけるロシア人(その2)
・第4章 琉球諸島
小笠原について
第一章が「小笠原諸島」で、
1853年7月26日から、8月4日まで滞在している。
(父島での碇泊は9日間)
同年、ペリー提督のほうが、やや早く訪れていた。
小笠原諸島の章は短いが、
当時の島の様子(生活・自然)がある程度うかがえる。
参考記事
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