ナガバキブシ果実(’23/12月下旬)
目次
概要
’24/12月下旬、
ナガバキブシ(キブシ科・固有種)の果実を見た。
本種は雌雄異株である。
果実をつけるのは雌株である。
同じ株では、昨年も果実を見ている。
昨年よりは、少し成りが遅めといえるだろう。
果実はいずれ黒熟する。
この株のまわりは
樹木が枯れて明るくなっている。
そのせいか、樹勢がよくなったように見えた。
本種は乾性低木林内の小低木ゆえ、
あまり陽がささないところに生えている。
しかし、見ていると、
やはり多少は陽が当たった方がいいように思う。
近年、
父島の野生株は枯死が増えている。
雌雄異株でもあるので、
こうやって果実をつける株はさらに少ない。
貴重な野生株の果実を生かせることも
必要かもしれない。
現地の様子
果実をつけている株 全景
果実
径は1.5-2㎝ほど
花序もついている
開花まではもう少しかかりそう
見るには
森のツアーで歩くルート沿いで、
ごくわずかに見られる。
その株(雄株)は、例年、花をつける。
見たい方は
リクエストしていただきたい。
なお果実をつけている株は
観光ルート沿いにはないので、紹介できない。