「種の保存法」指定のナガバキブシ花
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「種の保存法」指定のナガバキブシ花
概要
2021年1月13日時点で、
ナガバキブシ雄株(両生株?)の花が咲いていました。
ナガバキブシ(キブシ科・固有種)は2018年に種の保存法に指定されています。
まだ保護増殖事業計画はできていません(2021年はじめ)。
本種は父島列島(父・兄)にわずかに自生する雌雄異株の低木です。
父島では東平などの乾性低木林内に分布します。
小笠原のキブシ科植物はナガバキブシとハザクラキブシの2種です。
ハザクラキブシは母島に自生します。
2種とも種の保存法に指定された固有種です。
和名の漢字は、「長葉木五倍子(木付子)」です。
つまり長い葉の木につく五倍子です。
五倍子でふしです。ふしはヌルデの若葉などに生じる虫こぶです。
キブシの果実が、ふしの代用として、黒色染料にするところから、
和名がついているようです。
花
花期は1-2月頃。
花は穂状花序の先につきます。
花弁や萼片は4、おしべは8、めしべは1です。
本種は雌雄異株で、雄株・雌株・両生株があるようです。
写真の個体はおしべが発達しているので、雄株あるいは同性株と思われます。
樹高
低木性で人の背丈ぐらいです。
葉
葉は互生。葉の縁には鋸歯があります。
葉の形は卵状長楕円形。ナガバというとおり、やや細長い葉です。
ツアーでは
森のツアーで歩くルート沿いでごくわずかですが見られます。
2021年はその株に花をつけていました。
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