小笠原マルベリー

「種の保存法」指定のナガバキブシ花


 

 

概要

 

ナガバキブシ(キブシ科・固有種)は

2018年に種の保存法に指定されています。

まだ保護増殖事業計画はできていません

(2021年はじめ)。

 

本種は父島列島(父・兄)にわずかに自生し、

雌雄異株の低木です。

父島では東平などの乾性低木林内に分布します。

 

小笠原のキブシ科植物は

ナガバキブシとハザクラキブシの2種です。

ハザクラキブシは母島に自生します。

2種とも種の保存法に指定された固有種です。

 

 

 

 

和名

 

ナガバキブシは、

「長葉木五倍子(木付子)」と書きます。

つまり長い葉の木五倍子です。

 

キブシの果実は、

ふしの代用として、黒色染料にします。

そこから和名がついているようです。

 

ふし(五倍子)は

ヌルデの若葉などに生じる虫こぶです。

 

キブシ – Wikipedia

 

 

 

 

 

花期は1-2月頃。

花は穂状花序の先につきます。

 

雄花(両性花?)

 

2021年1月13日時点で、

花が咲いていました。

 

雄花 拡大

おしべが発達しているので、雄株あるいは両性株と思われます。

 

花弁は淡黄緑色。

花弁や萼片は4、おしべは8、めしべは1です。

本種は雌雄異株で、

雄株・雌株・両生株があるようです。

 

雌花

子房がふくらんでいます、おしべは退化

 

 

 

 

樹高

 

低木性で人の背丈ぐらいです。

 

 

 

 

 

葉は互生。葉の縁には鋸歯があります。

葉の形は卵状長楕円形。ナガバというとおり、やや細長い葉です。

 

 

 

 

果実(液果)

 

直径1.5-2㎝ほど

 

まだ青い状態、のち黒っぽく熟れて落果する

 

ナガバキブシの果実(’22/12月中旬)

 

 

黒く熟れた状態

 

中の種子は小さく赤味を帯びて多数

 

黒く熟したナガバキブシ果実(’23/1月初旬)

 

 

 

 

 

 

見るには

 

森のツアーで

歩くルート沿いでごくわずかですが見られます。

 

リクエストしてください。

 

森歩き

 

東平&初寝山(森歩き)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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