小笠原マルベリー

テッポウユリとアマリリスの花


 

 

テッポウユリとアマリリスの花

 

概要

 

5月、テッポウユリ(白)とアマリリス(朱)の花が咲いています。

小笠原ではどちらも外来種。

 

父島では、時期としては、アマリリスの方が早めに咲き始めます。

アマリリスは3月ごろから、テッポウユリは5月ごろから。

 

普通、テッポユリの花期にはアマリリスは終わっている印象です。

今年(2020)は同時期に咲いていますね。

 

和名は、テッポユリは鉄砲百合、

アマリリス  は特になさそうです。園芸品種にはあります。

 

アマリリスは旧属名で

古代ギリシャやローマの詩に登場する羊飼いのアマリリスから。

(ウィキによる)

 

両種とも、集落周辺で野生化している個体群もあります。

山中まではそれほど広がってはいません。

 

 

 

 

 

テッポウユリ

 

テッポウユリはユリ科、

葉がついた茎の一番上に花をつけています。

 

花被片6で外花被(萼片)3、内花被(花弁)3です。

おしべ6、めしべ1(柱頭3裂)。

 

 

 

アマリリス

 

アマリリスはヒガンバナ科、葉と花茎は別になっています。

花茎には葉がありません。

 

花被片6で外花被(萼片)3、内花被(花弁)3です。

おしべ6、めしべ1(柱頭3裂)。

 

 

 

見るには?

 

アマリリスは3-4月頃、人家の庭先でよく見られます。

 

テッポユリは5月頃、野生化したものが、人家周辺で見られます。

小港、小笠原神社、大神山などで、毎年花をつけます。

 

景観ツアーで紹介することがあります。

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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