小笠原マルベリー

南島では年中咲いているツルワダン

 

概要

 

キク科固有種のツルワダン。

 

南島で多く見られるツルワダン

 

父島でほ、ノヤギの食害などで、

ほとんど見られなくなっている。

 

属島には、

分布してる島もあり。南島もそうだ。

 

南島では、外周部に広く分布し、

個体数もそれなりにある。

(観光ルートではほぼ見られない)

 

一般的な花期は3-5月ごろのようだが、

南島では、ほぼ通年に花が見られる。

 

’25/9月、

自生地を見てきたが、やはり多く咲いていた。

 

花は黄色の頭花で、舌状花(20ぐらい)のみ。

小さいので、それほど目立つわけではない。

 

本種はつる性の常緑多年草。

しかし、

パッと見ただけではつる性には見えない。

群落となって生えている程度にしか見えない。

 

地上部の茎をよく見ると、

つる性というのが分かるぐらいである。

 

 

 

 

現地の様子

 

自生地の1つ

陰陽池北側の外洋側に面した斜面

 

まとまった群落地

コウライシバの斜面に、

ツルワダンの群落も混ざる

 

群落

通年で花が見られる

 

 

近くで見ると、

1つの花茎に1つずつ花をつけている

 

頭花(頭状花)は黄色の舌状花のみ

舌状花が15-20ぐらいはありそうです

 

舌状花の数と同じだけ、

中央部の棒状のものがのびている

これはめしべとおしべが一体になったもの

 

 

めしべとおしべが一体になったものは、

先端部で、めしべの花柱が2分枝

おしべは棒状の中間部についている

 

 

 

地上部を見るとつるなのがわかる

 

 

 

 

 

見るには?

 

現時点では父島で見るのはかなり難しい。

(要調査)

 

南島では多数あるが、

観光ルート沿いではほとんどない。

 

ということで、

観光で、見るのがとても難しい。

 

ただし、大神山公園内で、

植栽のものが見られる時もある。

ヒメツバキの谷付近などで。

全ツアーメニュー

 

 

母島にもあるので、

そちらの観光ルートで見られれば幸いである。

(情報不足)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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