小笠原マルベリー

ムニンタイトゴメ開花確認(’25/12月中旬)

 

 

 

概要

 

’25/12月中旬、

ムニンタイトゴメの開花確認。

*ベンケイソウ科・固有種

 

岩場でひっそりと咲くムニンタイトゴメ

 

本種は夏期は地上部が枯れていて、

花期が近づくと、地上部がのびてくる。

 

花茎がのびて、つぼみがつけば、

あとは開花を待つばかりとなる。

 

開花を初確認したのは旭山南峰少し手前の岩場。

昨年と同じ場所。

しかし時期が1か月ほど遅れている。

 

ムニンタイトゴメ開花確認(’24/11月中旬)

 

12/18時点では

開花個体は1個体で、花も1輪だけであった。

ただし、

黄色味がかったつぼみがいくつかあった。

これから順次咲き始めるであろう。

 

昨年より開花がい1ヶ月も遅くなったのは、

夏場の少雨による感想が影響している気がする。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

岩場の上にぽつりぽつりと生えている

知らなければ、

踏んでも気づかないだろう

 

 

開花個体

地上から葉の部分まで5㎝以下

 

開花個体は

他にもつぼみをつけている

 

花は黄色5弁、

おしべ10,めしべは5心皮

 

花を真上から見たところ

 

 

これから開花する個体群

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

旭山南峰と初寝山が見やすい場所。

 

旭山歩道・・幕末に日章旗を立てた山(ふらふ山)

 

東平&初寝山(森歩き)

 

旭山南峰は11-12月ごろから、初寝山は翌1‐2月からと

花期が少しずれている。

 

旭山南峰は自由に歩けるルートだが、

初寝山は入林パスが必要なので、

観光の方はガイドツアーとなる。

 

どちらのコースも森歩きで訪れる。

必ずしも定番ではないので、

花を見たい方は、ぜひリクエストを。

 

 

森歩き

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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