小笠原マルベリー

アマモシシラン胞子嚢群(ソーラス)


 

概要

 

村の緊急雇用対策事業での作業場所で生えていた

アマモシシラン(イノモトソウ科・広域分布種)。

 

かつては

固有種のオガサワラシシランとされていました。

 

父島・母島・火山列島などに分布します。

 

父島では

ヤギの食害もあるのかかなり少なめです。

 

普段ガイドするルート沿いではわずかしかありません。

この場所は以前から知ってる所ですが、

今回もあってよかったです。

 

生えているのは湿り気の多い高木性の樹下で、

木性シダの不定根や湿っぽい岩場に着生しています。

 

 

 

 

 

和名

 

アマモシシランは「甘藻獅子蘭」です。

 

アマモとは海草のアマモ(甘藻)のこと。

 

シシは

葉の出方が獅子(ライオン)のたてがみに似ているからです。

 

和名にランがつくシダはいくつかありますは

ランに似ているというところからですね。

 

 

 

 

 

 

 

生えている様子

 

オガグワの森の沢筋

枯れた木性シダのに着生している状態

 

 

千尋岩ルート上の沢筋

枯れ木の上に着生

 

同上 近景

 

葉の長さ20-30cmほどで、幅は1cmほどです。

 

 

胞子嚢群は、両側の葉の縁全体につきます。

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

千尋岩ルートでわずかに見られます。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

オガグワの森の沢筋には生えています。

(道から少し外れますが)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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