アマモシシラン胞子嚢群(ソーラス)
目次
概要
村の緊急雇用対策事業での作業場所で生えていた
アマモシシラン(イノモトソウ科・広域分布種)。
かつては
固有種のオガサワラシシランとされていました。
父島・母島・火山列島などに分布します。
父島では
ヤギの食害もあるのかかなり少なめです。
普段ガイドするルート沿いではわずかしかありません。
この場所は以前から知ってる所ですが、
今回もあってよかったです。
生えているのは湿り気の多い高木性の樹下で、
木性シダの不定根や湿っぽい岩場に着生しています。
和名
アマモシシランは「甘藻獅子蘭」です。
アマモとは海草のアマモ(甘藻)のこと。
シシは
葉の出方が獅子(ライオン)のたてがみに似ているからです。
和名にランがつくシダはいくつかありますは
ランに似ているというところからですね。
生えている様子
オガグワの森の沢筋
枯れた木性シダのに着生している状態
千尋岩ルート上の沢筋
枯れ木の上に着生
同上 近景
葉の長さ20-30cmほどで、幅は1cmほどです。
胞子嚢群は、両側の葉の縁全体につきます。
見るには?
父島では
千尋岩ルートでわずかに見られます。
オガグワの森の沢筋には生えています。
(道から少し外れますが)
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