おしべが目立つゴバンノアシの花
目次
おしべが目立つゴバンノアシの花
概要
夏場、
ゴバンノアシ(サガリバナ科・外来種)は毎日のように花をつけています。
小笠原では本種は外来種なので、集落に植栽が何本かある程度です。
かなり大きくなっている個体もあります。
小笠原ではサガリバナ科自生植物はありません。
外来種では本種とホウガンノキがあります。
和名
ゴバンノアシは「碁盤の脚」です。
果実が碁盤の脚みたいな形なので、ゴバンノアシなのです。
そういう意味では
和名の由来は果実がついていないと分からないですね。
説明板
花
花は夜間に咲き始め、翌朝には落ちてることが多いですが、
時には、まだそのまま咲いているときもあります。
大柄の花で、乳白色の4弁花。
長いおしべ多数で、めしべ1です。
おしべの花糸は
元から中間までは乳白色で、中間から先端にかけてはピンク色です。
花が落ちるときには
花弁とおしべはばらけていることが多いです。
花期は長く、毎日のように花をつけています。
葉
花は大柄なのですが、
さらに葉もかなり大きく、表面はツルツルしています。
掌からはみだすぐらいのおしべのサイズと葉を比べると、
大きさがイメージしやすいと思います。
樹形
この園地のは植栽でまだ小高木程度です。
果実
和名の由来となった果実が右端です。
果実が碁盤の脚みたいな形なので、ゴバンノアシなのです。
果実のつく時期には一目で和名がイメージできます。
見るには?
まちなかにあるお祭り広場の植栽木がわかりやすいですね。
花もよくつけています。
この広場の脇にあるビジターセンター駐車場は
マルベリーのツアーの集合場所にしています。
早めに来ていただければ、集合前に見ていただくことができます。
前の記事へ
次の記事へ