「クジラの彼」(有川浩)
「クジラの彼」(有川浩)
2007年発行、
「クジラの彼」(有川浩、現在は、有川ひろ)。
https://www.kadokawa.co.jp/product/200604000207/
タイトルにひかれて読んだ本。
鯨類のクジラとは関係はなく、ここでいうクジラとは潜水艦のこと。
自衛隊を舞台にした6つの短編恋愛小説です。
これも知らずに読み始めました。
本文の最後に著者によるあとがきがあり、それぞれの短編の意図がよく分かります。
主人公の男女は
自衛隊員同士もあれば、自衛隊員と関連企業社員や一般企業社員というのもあります。
組み合わせだけ紹介すると、女と男の順で、
「クジラの彼」商社と海上自衛隊潜水艦勤務、
「ロールアウト」航空設計士と航空自衛隊輸送機乗務員、
「国防レンアイ」陸上自衛官同士、
「有能な彼女」防衛省技官と海上自衛隊潜水艦勤務、
「脱柵エレジー」陸上自衛官同士、
「ファターパイロットの君」航空自衛隊パイロットと関連企業技術者です。
社内(隊内)恋愛の組み合わせもあります。
実際にそれなりにあるんでしょうね?
小説ですから、波乱はありますが、
いずれもハッピーエンドで安心して読めますよ。
ハッピーエンドは読後感が気持ちいいので好きです。
僕がこれまで読んだ有川氏の作品は
「図書館戦争」「県庁おもてなし課」「植物図鑑」などで、
いずれも映画化もされています。
確か、みなハッピーエンドだったような・・・
https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/search?keyword=%E6%9C%89%E5%B7%9D%E6%B5%A9
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