「一人称単数」(村上春樹)
目次
「一人称単数」(村上春樹)
概要
2020年発行、「一人称単数」(村上春樹)。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912394
本書は8作の短篇からなっています。
書き下ろしはタイトル作の1篇です。
収録作のタイトルは
「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」
「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」
「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)
「一人称単数」(書き下ろし)。
一人称単数とは自分のこと、本書では、ぼくか僕です。
8篇とも一人称単数、僕の目線で書かれています。
小説ですが、著者の実話のような気がします。
僕にはないような、色々不思議な体験もされています。
短い短篇でも、村上ワールドが垣間見えます。
村上本は文章がとても読みやすいです。
難解な表現もほとんどありません。
たまに性描写・セックス場面が出てきて、どきっとします。
8篇のうち、個人的な好みでいうと、
「『ヤクルト・スワローズ詩集』」が一番楽しめました。
理由は僕も野球好きだからです。
村上作品について
僕はわりと最近の村上ファンです。
読んだ本もそれほど多くはありません。
「1Q84」、「騎士団長殺し」など、パラレルワールドの世界は、
ちょっと、非現実的過ぎて、はまり込めない世界です。
もちろん作品としては楽しんで読みましたが・・
過去に読んだ村上本記事
https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/search?keyword=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9
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