集落で咲いているハリツルマサキの花
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集落で咲いているハリツルマサキの花
概要
ハリツルマサキ(ニシキギ科・外来種)は
南西諸島などに自生するする半つる性低木です。
小笠原では持ち込まれたので外来種です。
集落エリアでは植栽されたものが見られます。
近くの島民に聞いたところ、南西諸島から持ち込んだものということでした。
今のところ、野生化して広がってはいません。
ハリツルマサキは針蔓柾(針蔓正木)で、針とつくように茎にとげがあります。
トゲマサキともいうようです。
本種は雌雄異株ということですが、
父島で見られるのは、おしべ・めしべともあり、雌雄同株のようです。
(そういうのもあるとのこと)
花
花は多数つきますが、かなり小ぶりです。
花は白花5弁、おしべ5,めしべ1です。
この株は雌雄同株で、おしべ5,めしべ1がしっかりあります。
雌雄異種の株だと
雄株はおしべ5(めしべはなしか退化),雌株はめしべ1(おしべはなしか退化)のはずです。
樹形、葉、果実
つる性低木ということで、集落では生け垣として植栽されています。
葉の付き方は互生ですが、束生する部分もあります。
葉もかなり小ぶりです。親指の先ぐらいです。
表面にはつやがあり、縁には鈍鋸歯があります。
果実は蒴果でハート型に赤く熟れます。
見られる場所
奥村の集落内です。
清瀬・大村地区にあるかはまだ未確認。
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