小笠原における陸産貝類の移殖について(報道発表)
目次
小笠原における陸産貝類の移殖について(報道発表)
概要
「小笠原における陸産貝類の移殖について」
2020年11月19日付で、環境省より報道発表のあった情報です。
小笠原における陸産貝類の移殖について[関東地方環境事務所]:環境省 (env.go.jp)
父島の生息域外で飼育個体を父島属島・巽島に移殖するということです。
移殖するのはチチジマカタマイマイ、アナカタマイマイです。
巽島には脅威となる貝食性陸生プラナリア類がいない状況ですが、
ネズミ類の食害や台風による林内環境の変化などの影響はあります。
本文より
「環境省では、絶滅のおそれのある小笠原陸産貝類を保全するため、
平成23年から小笠原諸島父島の生息域外において
これらの飼育を実施してきたところです。
このたび、父島属島の巽島(たつみじま)において
チチジマカタマイマイ及びアナカタマイマイの個体群再生のために、
飼育個体の移殖を実施することになりましたのでお知らせします。
飼育下で繁殖した陸産貝類を元々の生息地に移殖することは、
環境省事業では初めての試みになります。」
この事業がうまくいくといですね。
巽島
巽島は父島南東部・巽湾のそばにある小さな無人島です。
僕もまだ上陸したことはありません。
移殖実施
環境省によると、11月28日に第1回の卵の移殖を実施したとのことです。。
チチジマカタマイマイ27卵を1地点3カゴ、アナカタマイマイ152卵を2地点6カゴ、
それぞれ移殖されました。
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