小笠原マルベリー

人家の庭で咲いているトックリキワタの花


 

概要

 

トックリキワタ(アオイ科・外来種)、

とある人家の庭で大きな咲いているを見つけました。

大柄な濃ピンク色の花が多数でとても目立ちます。

 

小笠原では11月頃が花期のようです。

落葉樹で、落葉中に花期を迎えます。

高木性ということで、

この個体もかなり背丈の高い木になっています。

 

 

 

 

和名

 

トックリキワタは「徳利木綿」と書きます。

 

大きくなると幹がトックリのようになり、

果実の中に綿が詰まっているところからです。

 

別名は、

ヨッパライノキ(酔っぱらいの木)ともいうようです。

これも幹の形状からきているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大柄な濃ピンク色の花を多数つけます。

花の色は変異があるようです。

 

 

花冠は濃いピンク色5弁、おしべ5、めしべ1です。

花色は全面濃ピンクではなくて、基部は白です。

 

おしべ5は筒状にのびた部分の先に筒を取り囲むようにつきます。

その中心からさらにめしべの花柱がのびています。

めしべの柱頭は花色と同じような濃ピンク色。

 

 

 

 

 

 

 

とげの鋭い幹

 

 

幹は所々かなり長い鋭いとげが出ています。

触ると突き刺さるぐらいかたいです。

 

こういうのがつくので、正直いえば、

いくら花がきれいでも、

庭木や街路樹には安全性の観点からは向かないと思います。

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

小笠原の植物をじっくり見たい方は

森歩きのツアーをおすすめします。

 

森歩き

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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