小笠原マルベリー

数年ぶりに花が咲いたチチジマクロキ(2020年12月)


 

 

数年ぶりに花が咲いたチチジマクロキ(2020年12月)

 

 

概要

 

ルート沿いのチチジマクロキ(ハイノキ科・固有種)、

以前の記事で、つぼみがあるのを紹介しました。

 

かなり個体数の少ないチチジマクロキ

 

昨日(2020/12/26)ここを訪れると、咲き始めていました。

ここで花を見るのは5年ぶりぐらいです。

 

花は5つほどです。ほんとうにわずかです。

 

以前だと全体に多くの花をつけたのですが、

今回はごく一部だけでした。

 

なぜ花をつけなくなったのかは分かりません。

まわりの樹木から被圧されだしていますが、

それが原因かどうかは分かりません。

 

僕が普段見るのは、ルート沿いの2本ほどなのですが、

他の場所の個体も花をつけなくなってるでしょうか?

現状を知りたいところです。

 

 

 

 

 

花は乳白色、5深裂(5弁ではありません)。

おしべは多数、5束生(五体雄蕊)。めしべは1(柱頭は3裂)。

 

 

ツアーでは

 

チチジマクロキは

森歩きのツアーで歩くルート沿いで数本見られます。

 

2020年年末時点で、花はわずかしか咲いていないので、

この年末年始ぐらいしか見られないかと思います。

見たい方はお早めに。

 

 

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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