アコウザンショウの葉痕・・ハートに見えなくもない
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アコウザンショウの葉痕・・ハートに見えなくもない
概要
固有種なのに、
悪者扱いされているアコウザンショウ(ミカン科・固有種)。
理由は触るとかぶれるからです。
かぶれについては個人差があるので、平気な人もいるかもしれません。
アコウザンショウの葉は羽状複葉です。
羽状複葉の場合、1つの柄から出ている葉は小葉といいます。
小葉は独立した葉というより、小葉全体で1つの葉と考えるといいと思います。
葉はある一定期間がすぎると、幹から葉柄が切れて落葉します。
羽状複葉の場合、1つの柄につく小葉は一蓮托生で一緒に全部落ちます。
そして、単葉・複葉にかかわらず、幹には葉痕が残ったりします。
葉痕とは葉柄が切れて、幹に残る痕です。
アコウザンショウの葉痕
幹に残る葉痕。
どうでしょうか、ハートに見えなくもないですよね。
ちょっとひしゃげたハート形です。
今度、アコウザンショウを見かけたら、葉痕をよく見て下さいね。
どこで見られる?
山地の方では各所で見られます。
高木性の樹林にはたいてい生えています。
ツアーでは本種の説明というよりは、かぶれ注意で紹介することが多いです。
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