小笠原マルベリー

テッポウユリ、大柄な白花が開花(’21/4月下旬)


 

テッポウユリ、大柄な白花が開花(’21/4月下旬)

 

概要

 

多年草のテッポウユリ(ユリ科・外来種)。

’21/4月下旬、海岸に近い群落で開花していました。

大柄な白花なので、開花すると目立ちます。

 

似たような仲間で、シンテッポウユリ、タカサゴユリなども見られますが、

小笠原にはユリ科自生種はありません。

つまり野生化した外来種です。

テッポウユリは父島以外の他の島にも広がっているところがあるようです。

 

3月下旬、早くも開花のシンテッポウユリ

 

実際のよく見る花期は

テッポユリが4-5月で、他はそのあと7月頃です。

 

和名は「鉄砲百合」、

花の形が筒状で鉄砲に似ているからというおとです。

むしろラッパユリ(喇叭百合)の方がよりあうように思いますが・・。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

草丈は1m程度 

葉は互生で細めの披針形

 

花期には花茎をのばし、1つあるいは複数の花をつけます

 

花はふつう横向きに咲きます

近づくと芳香もあります

 

花被片6で、外花被(萼片)3、内花被(花弁)3です。

おしべ6、めしべ1(柱頭3裂)。

 

 

 

見るには?

 

父島では海岸沿い、集落周辺などで生えています。

まちからすぐの大神山でも岩場で生えています。

林内ではそれほど野生化していません。

 

花期には景観ツアーでは紹介したりしています。

 

自然景観(島内観光)ツアー

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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