小笠原マルベリー

4月下旬、アオウミガメの産卵上陸足跡(’21/4/29)


 

4月下旬、アオウミガメの産卵上陸足跡(’21/4/29)

 

概要

 

’21/4/29朝、

大村海岸(前浜)にはアオウミガメの足跡が残っていました。

 

例年、GW前ぐらいから、アオウミガメの産卵上陸が始まります。

今年もやはりGW前でした。

 

とはいえ、まだしばらくは数も少なめです。

産卵上陸が増えるのは6月以降でしょう。

6-7月はわりと多くなります。

8月過ぎるとぐっと減ってしまいます。

 

父島では

産卵期にはほとんどの海岸が産卵場所となります

頻度は海岸によって、かなりばらつきはあります。

 

この大村海岸はまちに近いのですが、産卵が多い場所。

海岸の奥はお祭り広場や公園となっています。

アオウミガメがそちらに行かないよう、アオウミガメ迷走防止柵があります。

産卵期に入ると、夜間はこの柵が閉鎖されます。

 

迷走防止柵はアオウミガメ版万里の長城(壁)とつながっています。

この柵と壁で、奥には行かないようにしています。

 

 

 

 

実際の様子

 

足跡

 

足跡近景

 

迷走防止柵 夜間閉鎖です

 

浜側から見た柵  奥は公園

 

案内板

 

隣の壁(ウミガメ版万里の長城)

 

浜側から見た壁

 

 

 

足跡、産卵を見るには?

 

5月以降、足跡はあちこにつきます。

まだ足跡で、しばらくは残ります。

 

産卵を見るのは、夜間に海岸で粘ることが必要です。

ご自分で探すのはなかなか大変です。

 

大村海岸は海洋センターのスタッフが監視するようになり、

産卵上陸情報が分かりやすいです。

 

マルベリーでは、

6-7月出港前日(入港翌々日)にウミガメツアーを催行しています。

 

6-7月限定ウミガメツアー

 

<2020年の実績>

 

今シーズン(2020)のウミガメツアーは3戦1勝2分

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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