小笠原マルベリー

岩場に生えるヒメマツバボタン、紅紫色の花


 

 

概要

 

’21/8月中旬、

山地の岩場で、ヒメマツバボタンの花が咲いていました。

 

おおむね夏場が花期のようです。

花は一日花です。

咲いているときがまさにチャンス。

 

ヒメマツバボタン(スベリヒユ科・外来種)は

葉が多肉の一年草です。

 

草丈は短く、岩場をはうように生えています。

花が咲いていると、岩場に紅紫色が目立ちます。

 

父島では山頂付近の岩場で野生化しています。

巽道路終点岩山、中央山などで見られます。

兄島の岩場でも見たことがあります。

 

 

 

 

和名

 

ヒメマツバボタンは「姫松葉牡丹」です。

小さい(ヒメ)、マツバボタンです。

 

マツバボタンは、葉がマツの葉に似て、

花色がボタンに似ているいるということでしょう。

 

ただし、ヒメマツバボタンの葉は、

多肉で丸みがあって、マツの葉には似ていませ。

 

他にケツメグサ(毛爪草)、ケヅメグサともいうようです。

 

 

 

 

実際の様子

 

 

草丈は短めで、地上を這うように生えています。

 

葉は多肉でやや丸みを帯びています。

葉の先端は尖り気味です。

日照りが続くときは葉が枯れたようになっています。 

 

紅紫色5弁花

 

花は紅紫色5弁、

おしべ多数(5の倍数?)、めしべ1で柱頭5(変異あり)。

 

 

 

 

 

見るには

 

花は一日花でタイミングがいいと出会えます。

 

巽道路終点岩山、中央山、夜明山などで見られます。

中央山は自由に歩けますが、

他は指定ルートで自由に歩けません。

 

それらの場所では

森歩きで行ったときは紹介しています。

 

 

森歩き

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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