「武将列伝 戦国爛熟篇」新装版(海音寺潮五郎)
目次
「武将列伝 戦国爛熟篇」新装版(海音寺潮五郎)
概要
新装版2008年発行、
「武将列伝 戦国爛熟篇」(海音寺潮五郎)
文春文庫『武将列伝 戦国爛熟篇』海音寺潮五郎 | 文庫 – 文藝春秋BOOKS (bunshun.jp)
武将列伝は新装版5巻シリーズとなっています。
本書は戦国爛熟篇で、
7人の武将の生涯が描かれています。
人物は、
竹中半兵衛、大友宗麟、山中鹿之介、明智光秀、
武田勝頼、徳川家康、前田利家など。
それぞれの生涯が短くまとまられています。
個性がうまく表現されていると思います。
人物伝のはじめで出てくる出自については、
数代さかのぼり、かなり細かく書かれています。
ここはちょっと読み飛ばしたくなる部分もありました。
読んでいて、
かなり史実に忠実であろうとしているのを感じさせます。
興味を引いた話題を2つほど。
竹中半兵衛の生涯で、
信長から、黒田官兵衛の息子を殺すように命令を受け、
こっそり逃がしたこと。
その殺されなかった息子が黒田長政です。
前田利家と豊臣秀吉は家がもと隣どおしで
夫人(北政所とまつ)も仲がよかかったとか。
そのこともあり、
秀吉の柴田勝家攻めでは前田(当時・前田に属する)は
手を出しませんでした。
参考
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