小笠原マルベリー

シマツレサギが新芽を出し始めて(’21/12月中旬)


 

概要

 

’21/12月中旬、

シマツレサギ(シマツレサギソウ・ラン科・固有種)の新芽が出ています。

 

前年の果期が終わると、地上部は枯れてしまい、

11-12月ごろから芽が出てきます。

 

シマツレサギの花・・わずかに芳香あり

 

少しずつ成長を続けて、

年を越したあたりから、花茎がのび始めます。

 

花を楽しみに待つのですが、

そうはネズミがおろしてくれません。

 

そのころから、

クマネズミにかじられたりするようになります。

 

クマネズミは茎をかじるだけのようで、

切られた葉と茎はそのまま地上に落ちています。

 

ネズミに茎がかじられたシマツレサギ

 

全部は無理にしても、

多少は金網などで囲うのも必要かと思います。

 

環境省さん、ぜひよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

上から見たところ

 

横から見たところ

3株ほど出ています。

これは独立した3株なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島ではルート沿いで見られるところは

限られています。

 

確実なのは東平で森歩きで紹介しています。

 

 

 

千尋岩ルートでもわずかに見られます。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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