ハチジョウクサイチゴ開花中(’22/2月初旬)
目次
概要
’22/2月初旬
ハチジョウクサイチゴ(バラ科・外来種)が開花しています。
本種は、
おもに道端などで野生化しています。
場所によっては、
雑草のように勢力旺盛に生えているところもあります。
道端で生えているものは
定期的に草刈りで切られています。
しかし、またすぐに生えてきています。
強いですね。
花はそれほど多くはないですが、
大柄の白花で、わりとよく目立ちます。
のちに果実もつきますが、
やや酸っぱく、それほどおいしくはないです。
現地の様子
撮影箇所は国立天文台の空き地
雑草のようにしげります
同
花と葉 葉は三出複葉
花は白花5弁、おしべ多数、めしべ多数
おしべが外側で先端に葯があります。
めしべは中央部にまとまって白い糸状です。
めしべの内部には花床・かしょう(花托・かたく)があり、
イチゴの赤くなる部分です。
見るには?
林内の開けた場所でも見られますが、
よく見られるのは、道路沿いや空き地です。
分布は
父島の北部から中央山ぐらいまでのエリアです。
南部には生えていません。
ツアーでは
このエリアを歩いたときに紹介します。
要望
植栽する団体(行政や民間団体)へのお願いです。
ハチジョウクサイチゴとチチジマイチゴは
もともと分布が異なります。
ハチジョウクサイチゴは
父島北部から中央山にかけてのエリア。
チチジマイチゴは
長谷(北袋沢含む)から桑ノ木山にかけて。
近年、その分布と異なる場所に植栽していたり、
両者を同じ個所に植栽している事例が見られます。
慎重にしてほしいものです。
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