小笠原マルベリー

メジロに盗蜜されるトウロウソウの花

 

概要

 

’22/2月、

トウロウソウ(セイロンベンケイ・ベンケイソウ科・外来種)は

花期を迎えています。

 

そろそろトウロウソウも花の時期(’22/1月下旬)

 

この花は筒部が長く、中の基部に甘い蜜があります。

普通、鳥のくちばしでは蜜に届きません。

しかし、

小笠原のメジロは蜜を取る方法を知っています。

 

横からつついて蜜を取るのです。

同じことをハイビスカスでもやっています。

実際に僕らがなめても甘いです。

 

この盗蜜行動はよくやっていますので、

気をつけていると見られます。

 

またそういう行動をしたあとの花は

横がつつかれて穴が開いています。

 

メジロもよくわかっているのか、

つぼみの花はまだ穴が開いていません。

メジロもやみくもにつついているのではないのですね。

 

盗蜜は

トウロウソウにとってはなんの利益もなさそうです。

 

ところで、

トウロウソウは不定芽による栄養生殖です。

要するにクローンで増えています。

花の蜜は何の意味があるのでしょうね。

 

小笠原にとっては

トウロウソウもメジロも外来種。

この盗密行動はいつごろから広がっていったのか、

興味のあることろですね。

 

 

 

 

 

盗蜜の跡

 

開花しているものは下に赤い花被片が見えます

 

開花している花は盗蜜が目立ちます

 

 

つぼみのものも一部、穴が開いています

 

盗蜜の穴

 

同

 

同

 

 

めしべの付け根のところに蜜がたまっています

 

 

 

 

見るには?

 

盗蜜の跡は

ほとんどのトウロウソウで見られます。

 

トウロウソウは

岩場や崖地であちこちに生えています。

 

盗蜜のことは、

ツアーでも紹介したりしています。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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