夜明・湾岸道路一周での自生植物(番外)オガサワラクチナシ
目次
はじめに
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。
奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
(番外)オガサワラクチナシ(アカネ科・固有種)
常緑低木のオガサワラクチナシ(アカネ科・固有種)。
このルート沿いでは、
夜明道路沿い咸臨丸墓地付近で見られます。
番外としたのは、道路からはよく見えますが、
生えている場所は少し奥にあるからです。
一般的には2ⅿぐらいの低木のようですが、
小高木の4-5ⅿぐらいのものもあります。
普段は目立たない樹木ですが、
4-5月ごろの花期には、白花がよく目立ちます。
また芳香もあります。
父島では、
低木~小高木林内でぽつぽつと生えています。
このルート沿いでは、
夜明道路沿い咸臨丸墓地付近で見られます。
番外としたのは、道路からはよく見えますが、
生えている場所は少し奥にあるからです。
小笠原の分布は父島列島、母島列島です。
小笠原ではアカネ科固有種は
本種以外にも復数種あります。
和名
オガサワラクチナシは「小笠原梔子」と書きます。
小笠原に生えるクチナシですね。
クチナシ(梔子)の語源は所説あるようです。
実際の様子
この個体は樹高2m程度。
樹冠に白花が目立ちます。
花冠は白、5-7裂(6が普通)で、
裂片は平開し、よく目立っています。
この写真の花冠裂数は7です。
裂数は5-7とばらつきがありますが、実際には6が普通です。
おしべは花冠裂数(5-7)と同じ、めしべは1(柱頭2裂)です。
めしべの柱頭は2裂。
葉は対生します。
表面は光沢があり、先端が少し尖っています。
見るには?
花期以外には、
普段はほとんど紹介小していません。
道沿いで見られるところはかなり少ないです。
近くで見られるのは
巽道路終点岩山、千尋岩ルート、東平などがあります。
いずれもガイドツアーで訪れる場所です。
花期には、森歩き、千尋岩で紹介します。