小笠原マルベリー

シマウツボの果実(蒴果)と小さな種子


 

 

概要

 

’22/5月、

シマウツボ(ハマウツボ科・固有種)果期となっています。

 

山地に生えるシマウツボの黄花

JJB_042_225_229.pdf (jjbotany.com)

 

 

花の部分は褐色になり、

いかにも枯れていそうな感じです。

でも、その中で果実をつけています。

 

果実は蒴果で

果実の中に小さな黒褐色の種子があります。

 

蒴果は地上部に近い場所につくので、

あまり移動性はないように思います。

そのため、

中の種子も、そのすぐ近くに散らばる程度でしょう。

 

なお、父島では、

宿主はほとんどがヤロードだったようです。

201910.pdf (jss.or.jp)

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(5)ヤロード

 

ヤロードは父島では広範囲に見られますが、

シマウツボが生える場所はやや限定的です。

 

ただし、シマウツボの生える場所は、

一度見つけると、毎年、花期には出てきます。

 

 

 

 

 

果実の様子

 

蒴果

 

蒴果の大きさは縦長1.5㎝ほど

 

蒴果を割ると、小さな黒褐色の種子が入っています

 

 

 

 

 

見るには?

 

シマウツボの花が咲いていたところで

確認してください。

 

果期が終わると、

夏場、地上部はほぼなくなってしまいます。

 

定番の場所は3カ所ほどあります。

自分で見つけるのは難しいかもしれません。

 

花期は

森歩きや千尋岩ツアーでも紹介しています。

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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