シマウツボの果実(蒴果)と小さな種子
目次
概要
’22/5月、
シマウツボ(ハマウツボ科・固有種)果期となっています。
JJB_042_225_229.pdf (jjbotany.com)
花の部分は褐色になり、
いかにも枯れていそうな感じです。
でも、その中で果実をつけています。
果実は蒴果で
果実の中に小さな黒褐色の種子があります。
蒴果は地上部に近い場所につくので、
あまり移動性はないように思います。
そのため、
中の種子も、そのすぐ近くに散らばる程度でしょう。
なお、父島では、
宿主はほとんどがヤロードだったようです。
ヤロードは父島では広範囲に見られますが、
シマウツボが生える場所はやや限定的です。
ただし、シマウツボの生える場所は、
一度見つけると、毎年、花期には出てきます。
果実の様子
蒴果
蒴果の大きさは縦長1.5㎝ほど
蒴果を割ると、小さな黒褐色の種子が入っています
見るには?
シマウツボの花が咲いていたところで
確認してください。
果期が終わると、
夏場、地上部はほぼなくなってしまいます。
定番の場所は3カ所ほどあります。
自分で見つけるのは難しいかもしれません。
花期は
森歩きや千尋岩ツアーでも紹介しています。
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