旗弁が下側に広がるハマナタマメ花
目次
概要
常緑つる性多年草、
ハマナタママメ(マメ科・広域分布種)。
和名の通り海岸性で、
浜や岩場に地上を這うように生えています。
小笠原での分布は
父島・兄島、母島、硫黄島などです。
父島のルート沿いではほとんど生えていないです。
南島では
外周部北部の尾根筋などに群生して生えています。
4月ごろからピンク色の目立つ花をつけます。
小笠原での花期は長めです。
花は蝶形花ですが、
旗弁が下向きなのが特徴的です。
豆果は鉈の形で、
和名の由来となっています。
和名
ハマナタマメは「浜鉈豆」と書きます。
浜に生える(海岸性の)ナタマメです。
ナタマメは
豆果が鉈のような形からのようです。
生えている様子
南島では
岩場の尾根の上を這うように群生しています。
葉は3出複葉
小葉の形は卵状楕円形
花序は総状花序
花序は順次花を咲かせていきます
同上
花は蝶形花、淡桃色、5弁。
花弁は、下側に旗弁1、
上側に二重になって外・翼弁2、内・竜骨弁2。
竜骨弁の中に、おしべ10、めしべ1です。
同上
豆果
複数の種子が入ります
見るには?
父島では
あまり見られるところがありません。
ルート沿いでは
ジョンビーチルート沿いにあるかもしれません。
(未確認・要調査)
今後、他のエリアも含めて、
情報があれば、記載していきます。
南島でも
ルート沿いではほとんど生えていません。
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