シンテッポウユリの花
目次
概要
’22/7月初旬、
小笠原神社付近では、
シンテッポウユリ(ユリ科・外来種)が花盛り。
6月中旬以降から咲き始めていました。
草地に野生化して、広がったものと思われます。
はじめの株は、植栽か、
他からの野生化での広がりかはわかりません。
葉がテッポウユリよりかなり細く、
花冠の外側に赤いラインがないことから、
シンテッポウユリと判断しています。
<葉がかなり細め>
<花被片の外側に赤いラインがない>
和名
シンテッポウユリは「新鉄砲百合」です。
テッポウユリは
花の形が筒状で鉄砲に似ている百合ということです。
タカサゴユリとテッポウユリの交雑種なので、
シンテッポウユリとなったのでしょう。
3種の比較
小笠原では似た仲間には
本種、テッポウユリ、タカサゴユリ3種あります。
タカサゴユリとテッポウユリの交雑種が
シンテッポウユリです。
いずれもが外来種です。
テッポウユリだけ花の時期が5月頃です。
シンテッポウユリとタカサゴよりは
7月頃です。
テッポユリに比べ、
シンテッポウユリとタカサゴユリは葉が細いです。
シンとタカサゴの2種の違いは、
花被片の外側の赤いラインの有無ぐらいしかありません。
シンテッポウユリには赤いラインがありません。
テッポウユリ | タカサゴユリ | シンテッポウユリ | |
小笠原の花期 | 5月ごろ | 7月ごろ | 7月ごろ |
葉の太さ |
細目で ややふくらみ |
細く線状に近い | 細く線状に近い |
草丈 | 0.5-1m | 1-1.5m | 1-1.5m |
花被片外側 | 白 | 白、赤い線 | 白 |
実際の様子
草地に群生して生えています
花盛りの様子
草丈は0.5-1.5mほど
草丈にばらつきがあります
花は白く大きな花被片6(花弁と萼片3ずつ)、
おしべ6,めしべ1(柱頭3裂)です
花冠の外側に赤いラインはありません
タカサゴユリはあります
葉はかなり細めです。
見るには?
花期には
複数の道端で見ることがあります。
今回の紹介場所は扇浦・小笠原神社付近。
花が咲いていれば、
各種ツアー中に紹介することがあります。
参考
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