小笠原マルベリー

花被片の外に赤い線が入るタカサゴユリ花


 

概要

 

’22/7月初旬、

シンテッポウユリの開花群落を記事にしました。 

 

シンテッポウユリの花

 

その後、夜明道路沿いで、

タカサゴユリ(ユリ科・外来種)開花群落も確認しました。

タカサゴユリ – Wikipedia

 

両者は見た目がほとんど同じですが、

花被片の外に赤い線のあるなしが違います。

 

タカサゴユリがありで、

シンテッポウユリがなしです。

 

 

近くで確認したところ、

ほとんどの個体で赤い線が入っていました。

タカサゴユリで間違いないと思います。

 

なおこの両者とテッポウユリでは

葉の太さ、花期、草丈などが異なりますので、

区別は容易です。

 

テッポウユリ、大柄な白花が開花(’21/4月下旬)

 

 

 

 

 

3種の比較

 

  テッポウユリ タカサゴユリ シンテッポウユリ
小笠原の花期 5月ごろ 7月ごろ 7月ごろ
葉の太さ 細目でややふくらみ 細く線状に近い 細く線状に近い
草丈 0.5-1m 1-1.5m 1-1.5m
花被片外側 白、赤い線

 

 

 

 

 

和名

 

タカサゴユリは「高砂百合」と書きます。

 

原産地が台湾です。

台湾を表す高砂で、

タカサゴユリ(高砂百合)のようです。

 

 

タイワンユリ(台湾百合)ともいうようです。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

道端の群落1

 

同上2

 

花被片の外に赤い線が入ります

 

つぼみにも入っています

 

大柄な白花です

花被片6、おしべ6、めしべ1(柱頭3裂)。

 

柱頭が大きく3裂がよくわかります

おしべには葯がたっぷり

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

花期には

複数の道端で見ることがあります。

 

今回の紹介場所は夜明道路沿い。

 

花が咲いていれば、

各種ツアー中に紹介することがあります。

 

 

 

 

 

 

参考

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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