小笠原マルベリー

黄花のキバナハギ(オオミツバタヌキマメ)


 

概要

 

一年草あるいは多年草のキバナハギ(マメ科・外来種)です。

花茎も入れた草丈は1m程度。

 

初めて見る種だなと思って調べると、

2016年ごろに、洲崎地区で見ていました。

すっかり忘れていました。

 

今回は

亜熱帯農業センターの花壇で生えていました。

 

分布は

父島、母島、硫黄島などのようです。

はじめは硫黄島に入ったようです。

 

キバナハギ: 小笠原諸島の外来植物 (cocolog-nifty.com)

CURATOR | 千葉大学学術成果リポジトリ (chiba-u.jp)

キバナハギ(マメ科) (fc2.com)

 

 

 

 

 

和名

 

キバナハギは「黄花萩」です。

 

黄色の花でハギに似た種ということです。

ハギ/萩/はぎ – 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)

 

別名のオオミツバタヌキマメは

「大三つ葉狸豆」。

 

大きい三つ葉でオオミツバです。

タヌキというのは諸説あるようです。

マメ科なので、豆果がつきマメは分かります。

 

熊本大学薬学部/今月の薬用植物 (kumamoto-u.ac.jp)

重井薬用植物園 | おかやまの植物事典 (shigei.or.jp)

タヌキマメ – Wikipedia

 

 

 

 

 

実際の様子

 

花茎も入れた草丈1m程度

 

花序に花が連なります。

花は黄色で上向きの旗弁が目立ちます。

 

花は黄色の蝶形花

旗弁は上向き

 

 

 

花弁は、上側に旗弁1、

下側は翼弁2(上・開き気味)、閉じた竜骨弁2(下)。

竜骨弁の中に、おしべ10、めしべ1です。

尖った萼片2が横に張り出しています。

 

 

豆果は10数個連なります

 

豆果は長さ3㎝程度

 

葉は3小葉

別名につくミツバの由来です

 

同上

 

 

 

 

 

見るには

 

ごくまれに野生化しているぐらいです。

 

ツアーで紹介することはほぼありません。

 

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この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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