小笠原マルベリー

ムニンシュスラン開花が進む(’22/10月中旬)


 

 

概要

 

’22/10月中旬、

ムニンシュスラン(ラン科・固有種)開花中。

 

ムニンシュスランは葉が繻子に似たラン

 

この時期、

山に行くたびに開花が増えています。

 

夜明山では林床にわりとふつうに見られ、

かなり個体数も多いです。

 

しかし、

父島ではそういう場所は少ないです。

 

ガイドツアーで歩くところでは、

夜明山以外はかなり少なめです。

 

花茎がのびても、20㎝ほどの小さなランです。 

花もごく小ぶりです。

そんな小さくて地味な植物ですが、

僕は愛着を持っています。

 

 

 

 

 

花の様子

 

 

群生して生えることもよくあります

 

同上

 

総状花序の花

 

花は小さいので、

花の作りもわかりづらいです

 

花は白、花被片6(花弁3、萼片3)です。

 

下側の中央で大きいものが唇弁1、その両脇は側萼片2。

 

上側の大きいものは背萼片と側花弁が重なっています。

内側に側花弁2、外側に大きな背萼片です。

側花弁はわかりにくいです。

 

背萼片と側花弁の中にある棒状の部分が

蕊柱(ずいちゅう)です。

蕊柱の花粉塊は2

 

和名の由来となった葉

繻子に似っているということです。

主脈がよく目立ちます

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では夜明山が確実です。

 

夜明山は

戦跡ツアー、森歩きで訪れています。

 

戦跡ツアー

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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