小笠原マルベリー

シャリンバイの花にはおしべの色が違うものが・・


 

 

概要

 

’22/10月中旬、

旭山南峰に行きました。

 

低木林エリアでは、

シャリンバイ(バラ科・広域分布種)の花が咲いています。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(15)シャリンバイ

 

まだ花盛りというレベルまではいっていませんが、

あちこちで咲いていました。

 

バラ科の花で、

5弁花、おしべ多数、めしべ1です。

 

おしべの色を見ると、

黄色のものと、赤いものが混在しています。

 

なんのことはなく、

開花からの時間(日数)によるものです。

 

開花してすぐは黄色、

しばらくすると赤くなります。

 

つまり咲いてすぐの花は

おしべが黄色のものです。

 

どのぐらい経つと色が変わってくるかは、

調べていないので、よくわかりません。

 

似たようなことは他の樹種でもあります。

ヒメツバキは花の葯が

はじめ黄色で、のち茶色っぽく(黒ずむ)なります。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(3)ヒメツバキ

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

岩場に生える小低木状のシャリンバイ

 

白花で花数も多いので、咲き始めるとすぐわかります

 

おしべが赤いのと黄色のものが混成

 

 

 

咲いてすぐはおしべの葯が黄色

 

花弁は白で5弁

おしべ多数、めしべ1(花柱・柱頭は2-3裂)

 

のちに、

おしべは葯も花糸も赤くなります

 

 

 

葉のつき方がシャリン(車輪)の由来ですが、

小笠原のものは、あまり車輪状には見えません

 

 

 

 

 

ツアーでは

 

シャリンバイは山地にあり、個体数も多いので、

ほとんどのツアーで見ることはできます。

 

 

森歩きでは

似ているシマイスノキとの違いも見ていただきます。

 

 

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP