シャリンバイの花にはおしべの色が違うものが・・
目次
概要
’22/10月中旬、
旭山南峰に行きました。
低木林エリアでは、
シャリンバイ(バラ科・広域分布種)の花が咲いています。
まだ花盛りというレベルまではいっていませんが、
あちこちで咲いていました。
バラ科の花で、
5弁花、おしべ多数、めしべ1です。
おしべの色を見ると、
黄色のものと、赤いものが混在しています。
なんのことはなく、
開花からの時間(日数)によるものです。
開花してすぐは黄色、
しばらくすると赤くなります。
つまり咲いてすぐの花は
おしべが黄色のものです。
どのぐらい経つと色が変わってくるかは、
調べていないので、よくわかりません。
似たようなことは他の樹種でもあります。
ヒメツバキは花の葯が
はじめ黄色で、のち茶色っぽく(黒ずむ)なります。
実際の様子
岩場に生える小低木状のシャリンバイ
白花で花数も多いので、咲き始めるとすぐわかります
おしべが赤いのと黄色のものが混成
咲いてすぐはおしべの葯が黄色
花弁は白で5弁
おしべ多数、めしべ1(花柱・柱頭は2-3裂)
のちに、
おしべは葯も花糸も赤くなります
葉のつき方がシャリン(車輪)の由来ですが、
小笠原のものは、あまり車輪状には見えません
ツアーでは
シャリンバイは山地にあり、個体数も多いので、
ほとんどのツアーで見ることはできます。
森歩きでは
似ているシマイスノキとの違いも見ていただきます。
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