小笠原マルベリー

小笠原とも縁のある東京海洋大学内「明治丸」(’22/10月再訪)


 

 

概要

 

’22年10月、

「明治丸」を再訪しました。

 

前回訪れたのは2006年と

15年以上も前です。

 

明治丸 – Wikipedia

明治丸について:東京海洋大学 

重要文化財 明治丸 国立大学法人 東京海洋大学 海洋工学部 (kaiyodai.ac.jp)

 

重要文化財です。

日本に現存する唯一隻の鉄船です。

明治丸 文化遺産オンライン (nii.ac.jp)

 

明治丸は

東京海洋大学越中島キャンパス内に保存されています。

越中島キャンパス:東京海洋大学 

 

 

正門

 

キャンパスマップの(正門から明治丸付近)

 

 

見学できるのは

火、木、土(第一・第三)です。

念のため

サイトで確かめてから、訪問してください。

(’22/10月時点、外部・デッキ見学のみ、内部は不可)

明治丸海事ミュージアム:東京海洋大学

 

ここから月島も近いので、

遠方の方は、見学のあとに月島もんじゃもお勧めです。

Top – 【公式】月島もんじゃ振興会協同組合 │ 

 

 

 

 

 

 

小笠原との関係性

 

あまり知られてはいませんが、

明治丸は小笠原と縁のある船です。

 

この船のおかげで、

日本が小笠原を領有できたといっても、

過言ではないかもしれません。

 

明治丸が小笠原に来航したのは、

1875/11/24(11/21横浜出港)。

わずか3日で到着しています。

 

イギリスのカーリュー号が少し遅れて到着します。

この船は日本の動きを監視する役割があったようです。

 

明治政府の目的は小笠原を領有すること。

それ以前の小笠原は、

江戸幕府が短期間領有していた時期が(1862-1863)ありました。

その後、1875年時点では無国籍状態でした。 

 

小笠原の領有のため、

そのための調査で、明治丸はやってきました。

調査団には

田辺太一・小花作助などが乗船していました。

 

「幕末外国奉行 田辺太一」(尾辻紀子)

 

扇浦海岸レストハウスそばの「小花作助之碑」

 

来島後は

島民に向けて開拓再開・領有を宣言しています。

 

カーリュー号で遅れて到着したイギリス・ロバートソン領事は

異議をとなえませんでした。

 

これにより、

日本の領有がほぼ決まりました。

 

翌1876年、

国際的に日本の領有が認められます。

 

Spirit03.pdf (anniv-ogasawara.gr.jp)

 

 

説明板の一部

 

 

 

 

 

明治丸外観

 

全景 横から

 

同上  前方から

 

 

同上   船尾から

 

舳先

 

アンカー

 

 

船尾部分

 

舷側

 

 

 

 

 

甲板上

 

 

船尾方向と舵輪

ボランティアガイドさん

 

 

舵輪

 

船尾から前方方向

 

マスト

 

 

艦橋

手前の三角屋根は天窓

 

トイレ

 

換気用

 

舳先

 

 

アンカーにつながるチェーン

 

 

 

 

 

明治丸内部(’06撮影)

 

いずれも細かい部位は不明

 

サロン

 

サロン

 

階段

 

 

 

 

その他

 

 

記念碑

 

 

百周年記念資料館

隣接して奥に明治丸記念館もあり(内部展示は撮影不可)

 

同上 内部

 

駆逐艦磯風 プロペラ展示 説明板

 

同上 

 

 

 

 

 

参考

 

乗り物(船主体)関連

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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