「明治丸」小笠原来航150周年(1875-2025)
目次
概要
2025年は、
「明治丸」が小笠原に来航して150年となる。
記念すべき年である。
明治丸は、重要文化財で、
日本に現存する唯一の鉄船。
明治丸は
東京海洋大学越中島キャンパス内に保存されている。
150周年という記念すべき年でもあるので、
’25/1月再訪した。
現地で聞いてみたが、
150周年のイベントは特にないそうだ。
予算もないと言っていた。
一方、小笠原村はどうかというと、
こちらも特にはなさそうだ。
小笠原にとって明治丸は貢献が大きい。
この船のおかげで、
明治政府による領有が確立できたといっても過言ではない。
記念の行事があってもおかしくはないのだけど・・・
今後の動きに期待する。
小笠原との関係性
明治丸が小笠原に来航したのは、
1875/11/24(11/21横浜出港)。
わずか3日で到着している。
イギリスのカーリュー号が少し遅れて到着する。
この船は日本の動きを監視する役割があったよう。
明治政府の目的は小笠原を領有すること。
それ以前の小笠原は、
江戸幕府が短期間領有していた時期が(1862-1863)あった。
その後、1875年時点では無国籍状態であった。
小笠原の領有のため、
そのための調査で、明治丸は来航した。
調査団には
田辺太一・小花作助などが乗船していた。
来島後は
島民に向けて開拓再開・領有を宣言している。
カーリュー号で遅れて到着したイギリス・ロバートソン領事は
異議をとなえなかった。
これにより、日本の領有がほぼ決まった。
翌1876年、
国際的に日本の領有が認められる。
Spirit03.pdf (anniv-ogasawara.gr.jp)
船の全景
左舷前方より
正面前方より
右舷前方より
参考
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