小笠原マルベリー

「光秀の定理」(垣根涼介)


 

概要

 

2013年発行(文庫は2016年)、

「光秀の定理」(垣根涼介)。

「光秀の定理」 垣根 涼介[角川文庫] – KADOKAWA

 

垣根涼介 – Wikipedia

垣根涼介 Dawning day, Dawning life (kakineryosuke.jp)

 

光秀とは明智十兵衛光秀のこと。

 

光秀はたまたま

僧「愚息」と兵法者「新九郎」と出会います。

 

光秀よりも

僧「愚息」と兵法者「新九郎」が主役のような物語です。

 

本書は

光秀の生涯を丹念に描いたものではありません。

(お間違いないように)

 

上記2人の登場人物は

著者の創造によるものと思われます。

 

そこに史実を交えながら、

光秀の行動を解き明かしていきます。

 

 

 

 

 

 

内容について

 

僧「愚息」は博打で常に勝ち続けます。

現在では「ベイズの定理」に基づくようです。

用いられているのは、

現在では単純な確率論ですが・・

 

この博打のやり方が

本書の重要な役割を果たします。

光秀の戦いにも生かされます。

 

それゆえ

「光秀の定理」というタイトルなのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

垣根氏と小笠原

 

 

垣根氏は

僕が実際にあったことのある数少ない作家です。

小笠原でガイドしました。

作家・垣根涼介さん来島中: マルベリー

 

 

この旅は取材旅行で、

のちに小笠原を題材とする作品となりました。

 

「人生教習所」(垣根涼介)

 

 

 

参考

 

「細川ガラシャ夫人 上・下」(三浦綾子)

 

「新史 太閤記 上・下」(司馬遼太郎)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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