小笠原マルベリー

雌雄同株・雌雄異花で白い小花のククイノキ


 

概要

 

高木性の樹木、

ククイノキ(トウダイグサ科・外来種)。

ククイ|ハワイ州観光局公式ラーニングサイト (aloha-program.com)

ククイ – Wikipedia

 

雌雄同株ですが、雌雄異花です。

雌雄同株、雌雄異花というのは、

同株で、花が花序ごとに雌雄があるということです。、

 

花の雌雄は

花の中を見ればすぐわかります

雄花はおしべだけが、

雌花はめしべだけが目立ちます。

 

花期は初夏から夏ごろですが、

他の時期に咲いているときもあります。

 

父島では植栽木が数本生えています。

奥村や北袋沢で見られます。

植栽木はかなり大きく育っています。

 

 

 

 

 

 

 

和名

 

ククイノキは「ククイの木」です。

 

ククイは

日本語ではないので、ハワイ語です。

そのため漢字はありません。

 

ククイは、

灯火や光という意味があります。

 

英語名は

キャンドルナットツリー(ロウソクの実の木)。

 

ハワイでは、ククイの果実に火をつけて、

灯火として使っていたそうです。

ククイ | アヌヘア:ハワイの花・植物・野鳥図鑑 | kukui 

 

漢名では「石栗」と書くようです。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

樹形  

 

北袋沢の私有地に生えて入り個体

樹高7-8m

 

花序の様子

白い小花がまとまってつきます

花は花序ごとに雌雄異花(写真のものは雄花)

雌雄の花とも花弁は5

(まれに4もあり)

 

雄花

 

おしべだけが10以上

 

雌花

 

めしべ1だけ

 

 

花序と葉

 

葉柄は放射状に広がるようにつきます

 

 

葉の全形

 

葉は互生、

形は独特です

切れ込みのないものは三角形・卵形に近く、

3-5程度の切れ込みが入るのもあります

 

 

多数の果実

 

丸い果実

 

装飾用に、

ろうそく代わりの灯火の原料として利用

 

 

 

 

 

 

見るには

 

奥村や北袋沢に植栽木が生えています。

道沿いです。

 

特にツアーで紹介はしたりしていません。

見たい方はリクエストして下さい。

各種ツアーで立ち寄れます。

 

全ツアーメニュー

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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