小笠原マルベリー

チチジマイチゴ開花中(’23/1月下旬)


 

 

概要

 

’23/81月下旬、

すでにチチジマイチゴ(バラ科・固有種)は開花中。

すでに咲いたあともあった。

場所は北袋沢トンネル付近。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(31)チチジマイチゴ

 

昨年は

3月ごろに花を見ていた。

 

チチジマイチゴ、センダン、シマモチ開花中(’22/3月下旬)

 

それに比べると、

ずいぶん、早く咲いている。

 

チチジマイチゴの自然分布は

父島だけで、長谷~北袋沢付近に限られている。

 

それ以外に植栽地が複数箇所ある。

大神山公園や小港園地など。

 

植栽地もうまく定着すると、

雑草のように広がっている。

それほど弱い植物には見えない。

 

自然分布が限られているのは、

そもそも人為が影響しているのかもしれない、

という疑問もわく。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

花弁は白、5弁のようだが、

重弁となっていて、弁数がわかりにくい

5の倍数だろうか?

 

おしベ・めしべ多数

おしべは長くのび、先に葯がついている

めしべは中央部にまとまって白い糸状

めしべの内側には花托があり、イチゴの赤くなる部分

 

 

葉は3-5中裂、重鋸歯がある

5裂が普通

 

葉のつきかたは互生

 

 

 

 

 

 

見るには

 

自然分布は長谷付近だけです。

道路沿いなので、車で移動時に紹介できる。

 

 

他には植栽地で、

小港園地、大神山公園などでも見られる。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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