小笠原マルベリー

国内では小笠原だけ分布、ムニンヘツカシダ


 

 

概要

 

常緑でやや大型の、

ムニンヘツカシダ(シダ・ツルキジノオ科・広域分布種)。

 

葉は単羽状で、

葉柄と葉身とで1mほどになる。

シダ植物(葉による分類) (matsue-hana.com)

www2.kobe-c.ed.jp/shizen/shida/shida/glossary.html

 

葉が二形性で、胞子葉と栄養葉がある。

形がかなり違うので見分けは簡単。

通常みられるのは栄養葉で、

胞子葉はのびている時期が限られる。

胞子葉 – Wikipedia

https://www.ne.jp/asahi/sunsun/tanpopo/manabiya/manabiya.htm

 

<左・胞子葉 右・栄養葉>

 

ムニンヘツカシダは

かつては固有種とされていた。

近年は、

海外でも分布が確認され、広域分布種となっている。

 

小笠原での分布は

父島、母島、火山列島など。

国内での分布は小笠原のみ。

 

なおヘツカシダは

九州から琉球列島に分布する。

 

父島ではかなり分布限られる。

観光利用のルート沿いでは見られない。

母島ではルート沿いでも見られる。

 

小笠原で自生するツルキジノオ科のシダは

本種とツルキジノオの2種である。

どちらも近年、広域分布種となっている。

 

 

 

 

 

和名

 

ムニンヘツカシダは「無人辺塚羊歯」と書く。

 

ムニン(無人)は小笠原のこと。

 

ヘツカというのは、

鹿児島県にある辺塚という地名から。

ヘツカシダははじめそこで見つけられた。

 

つまり小笠原のヘツカシダであるが、

海岸でも分布が確認されている。

したがって、広域分布種となる。

ただし、国内の分布は小笠原だけで、

他は海外である。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

二形性の葉(胞子葉と栄養葉)

 

中央部 左・胞子葉 右・栄養葉

 

 

栄養葉が生えている様子

 

薄暗い谷間などの地上部で生える

 

葉は単羽状複葉

 

葉柄と葉身で1m近くなる

葉の表面はわりとつやがある

 

側羽片の縁はかなり切れ込む

 

中央部の細く直立するのが胞子葉

 

栄養葉に比べあきらかに細い

 

胞子葉の表側

 

胞子葉裏側全体に胞子嚢

(胞子嚢群というまとまりはない)

 

 

同上  拡大

 

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

父島では、中央山付近の山中など、

限られたところにしか生えていない。

 

観光ルートには生えていない。

そのため、ツアーで紹介することもない。

 

全ツアーメニュー

 

なお母島では

乳房山ルートなどで見られる。

小笠原母島観光協会|みる・あそぶ(個別記事) (hahajima.com)

 

本種を見たい方は母島へどうぞ。

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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