白花、薄紫花が混在するカッコウアザミ
目次
概要
草地や開けた道端で生える
カッコウアザミ(キク科・外来種)。
草丈は50㎝ほどのものが普通でである。
小笠原では涼期によく花が見られる。
花(頭状花序・頭花)は筒状花だけで、
花弁のように見える舌状花はない。
白や薄紫色が混在している。
カッコウアザミとアザミがつくが、
同じキク科でもアザミとは属が違っている。
小笠原でアザミの仲間は
オガサワラアザミがある。
分布は小笠原全域に分布する。
父島でも多い。
和名
カッコウアザミは「霍香薊」と書く。
葉がカッコウ(シソ科)に似て、
アザミ(キク科)のような花をつけるため。
藿香(かっこう) | 漢方薬の桃華堂 (k-tokado.com)
カッコウアザミとアザミは
同じキク科だが属が違う。
生えている様子
群落を作り、生えている様子
草丈50㎝程度、茎は立ち上がる
白花と薄紫花が混在する
花(頭花)は筒状花のみ
頭花を横から見た状態
花柱は長くのび2裂
葉のつきかたは対生
葉の形は卵形~長楕円形で、縁には低鋸歯がある
見るには
道端の雑草という感じなので、
あちこちで見られる。
ただし、草丈が短めなので、
他の草が目立たない、冬場の方がよく見られる。
ツアーで紹介することはほとんどないが、
ルート沿いでも見られる。
興味があれば、お知らせいただきたい。
前の記事へ