父島、弟島、母島に分布するオオホシダ
目次
概要
大型で常緑の、
オオホシダ(ヒメシダ科・固有種)。
葉柄が長く、
葉身は2回羽状(単羽状とするものもある)。
大きなホシダの意味合いで、葉先が長い。
ケホシダに似るが、
それより大型で、葉に毛がない。
(若干だが表面がつやっぽい)
高木性林内、
湿り気の多いところに生える。
父島、弟島、母島で分布する。
父島では
それほど多くはないように感じる。
観光ルートでは
千尋岩ルートの山中沢沿いでわずかに見られる。
和名
オオホシダは「大穂羊歯」
大きなホシダの意味合いである。
葉の先が長いところを
槍の穂先に見立ててホシダである。
島では
ムニンミゾシダ(無人溝羊歯)とも。
実際の様子
全体形状
葉は叢生(株立ち状)
葉の表面は無毛で若干光って見える
葉柄・葉身とも長く
全体で1.5mぐらいとなる
葉先が長め
胞子嚢群(ソーラス)
葉裏の裂片の中肋と辺縁の中間につくことが多い
1つの裂片では
中肋をはさんで2列に並ぶように胞子嚢群がつく
同上拡大
見るには
父島ではそれほど多くなく、
観光ルートでは千尋岩コースで見られる。
興味のある方は
リクエストいただければ、ご紹介する。
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