センダン開花確認(’23/3月中旬)
目次
概要
’23/3月中旬、
センダン(センダン科・広域分布種)の開花を確認。
昨年も同じような時期に確認している。
本種は落葉樹だが、
開花のころには葉はすでに出ている。
花は芳香があるが、
それほど香りは強くない。
そのため、花に近づかないとわかりにくい。
花のつくりは独特な形をしている。
ぜひ近づいて見ていただきたい。
<花>
葉の形は
センダングサの由来となっている。
こちらにも注目していただきたい。
<葉>
開花の様子
道沿いの開花個体
私有地に生えているが、
歩道側にはみ出していて、花もよく見える
まだ咲き始めでつぼみが多い
花序の先に多数の花をつける
花は薄紫5弁花、芳香あり
おしべ10で、
濃紫色の花糸が合着し筒状になり、
その内側に黄色味をおびた葯が10
筒状部の中心にめしべ1です。
筒状部拡大
中央部1がめしべ、周辺部10がおしべ
樹皮は縦筋が目立ちわかりやすい
見るには
父島では
林内でも個体数がそれほど多くはない。
そのため、紹介することは少ない。
花期には
むしろ道路沿いの個体で紹介することが多い。
診療所や北袋沢にある個体が見やすい。
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