「菜の花の沖 全6巻」(司馬遼太郎)
目次
概要
1982年単行本(新装版文庫本2000年)発行、
「菜の花の沖 全6巻」(司馬遼太郎)。
文春文庫『菜の花の沖 一』司馬遼太郎 | 文庫 – 文藝春秋BOOKS
「菜の花の沖」は
高田屋嘉兵衛の生涯を描いた物語。
時代は江戸時代後半。
舞台は淡路島から始まり、
北海道・ロシアへと北へ広がる。
タイトルの菜の花は
嘉兵衛のふるさと・淡路島の光景。
全6巻。長い物語。
大まかに言うと、物語は前・後半に分かれます。
内容
前半3巻は、
嘉兵衛の出生から廻船問屋・海商として一代をなす出世物語。
瓦船の飯炊きから始まり、
船頭になり、さらに船主となっていく。
そうやって順当に商売をのばし、
新天地・北海道に商売をかけていく。
後半3巻は、
ロシアと日本との接触において、
突然捕虜となった嘉兵衛の交渉役としての機微が描かれる。
ロシア側の指揮官や日本の役人を相手に
交渉をかせねていく。
そこには言葉はうまく通じないが
ロシア人と嘉兵衛の友情も芽生える。
淡路島と函館
この本を読んでから、
淡路島と函館に行きたくなった。
国後や択捉もだが、これはまず無理。
実際にのちにそれぞれの地域を訪れ、
記念館も見学した。
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