摺鉢山ふもとの海軍十四糎砲(硫黄島)
目次
概要
硫黄島摺鉢山のふもとに残る
海軍五十口径十四糎砲(水平砲)。
写真 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)
厚生労働省:旧軍人軍属の遺品等について (mhlw.go.jp)
複数あった砲座のうち、
ここは1番砲である。
この砲は
重巡洋艦の副砲に相当するといわれている。
(詳細要調査)
現在は、砲が露天でむき出しだが、
当時はコンクリートで覆われて
いたはずである。
なので、
どのみち水平にしか撃つことができなかった。
米軍の上陸前に、砲撃したため、
狙い撃ちされた砲台だといわれている。
上陸時に砲撃すれば、さらに損害を与えたはず。
閉鎖機が残る
父島にも多くの方が残るが、
閉鎖機(尾栓)が残るものは見たことがない。
戦後、武装解除のため、
はずされたものと思われる。
閉鎖機さえなければ、もう使用不能である。
硫黄島は戦場になったためか、
閉鎖機がついたままになっている。
閉鎖機 側面
閉鎖機 後部
現地の様子
全景 後部より
全景 前方より
薬莢や砲弾が残る
(どの砲のものかは不明?)
全景
砲身近景
砲身内部
施条(ライフリング)がよくわかる
十四糎砲
後部右側面
後部左側面
後部右側面
閉鎖機
閉鎖機
見るには
一般観光で行くすべはない。
墓参や遺骨収集事業に参加する機会があれば、
島内視察で見ることが可能である。
硫黄島には
海上自衛隊、航空自衛隊が常駐している。
そのため、
内地の基地からは定期的に輸送機が飛んでいる。
片道2時間以上かかる。
小笠原島民の場合、
父島からヘリで硫黄島に渡る場合もある。
いずれにせよ、前述の通り、
一般観光などでは行くことはできない。
父島の十四糎砲
父島では小港岬砲台に残る。
ただし、かなり破壊されていて、
砲身が残る程度。
コペペに近いところにあるが、
入り道が分かりにくい。
戦跡ツアーではわりと定番で紹介している。
リクエストいただきたい。
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